私自身は、社会人としてのスタートはコンピュータ技術者ではなく、全く異業種の営業だった。Windowsがブレークすると同時に、パソコンに触れ、HTMLやVBAに触り始めたのはほぼ同時だった。性に合っていたんだと思う。
だが、それ以前にコンピュータをしてみないか、と言われたことはある。
もしその時にコンピュータを始めたらどうなっていただろう。あるいはCOBOLとかを勉強して、メインフレームのプログラミングをやっていたかもしれない。
毎年毎年状況が変わっていくわけではあるが、数年前大手の開発会社内で開発していたとき、びっくりしたのは、プログラマの多くの皆さんがWebのことなど何も知らないことだった。
大きなビジネス用のプログラムを受注して開発するというビジネスと、まるでフリーのブログやネットショップを作ることは全く違うことだ。そして、大きなビジネス用のソフトのほうが金の流れも大きい。大きなソフトはゼネコンみたいに工数を割り出して工期を決めて人を引っ張ってくるから、大変ではあっても個々の技術者は食いっぱぐれるということはないもの。だけど、その道でやっている方がHTMLのことも全然触ったことがないというのは、不思議に思えたものだ。
今自分はどうだろうか、とは思う。いろんな技術についていけてないということはある。一方で、一人でやってる分には器用すぎるという側面もあるかも。VBしかやらん!とかAccess以外はお断りという考えだって出来るもの。